【糖尿病ブログ】セルフマネジメント
2023.03.14
「血圧」とは、心臓から送り出された血液が、血管の内壁を押す力(圧力)のことをいいます。
例えば、水道のホースにたくさんの水を流すと、ホースが張りつめた状態になります。
この時、ホースには高い水圧がかかっています。
また、ホースのどこかを押えつけて水が流れ難い状態にした時には、少ない水の量でも、そこから後ろのホースは張りつめた状態になります。これと同じように、血圧も心臓が送り出す血液の量(心拍出量)と、それを流す血管の通りづらさ(末梢血管の抵抗)などの要因で決まります。
動いてすぐなどは高い値で出ます。
また、自動血圧計などは正しい位置に腕が来ていないと高値になります。
【糖尿病ブログ】災害と糖尿病
2023.02.21
①日頃から、避難場所を家族と確認しておく
②かかりつけ病院・調剤薬局の連絡先(電話番号)をメモしておく
③かかりつけ以外の自宅近くの病院や薬局の連絡先も確認する
④糖尿病連携手帳、自己管理ノート、お薬手帳、保険証は常に持ち歩く習慣をつけておく
一つの袋、出来れば防水対策のできる袋に入れておくと、もし水に濡れたり、泥などで汚染されても中は助かるのではないかと思います。携帯電話のカメラで保険証やお薬手帳などを撮影しておくのも良い方法です。
⑤インスリンの商品名、経口薬の商品名と量をメモしておく
★薬の保管場所は自宅だけでなく、職場など分散する
★薬剤は1~2週間分を自宅以外の場所や 非常持ち出し袋にも保管する
⑥水、保存食は3日分程度準備する
⑦情報源を確保する
※携帯電話の電池切れのこともあります非常用に充電器も準備しておくといいでしょう
★まず3日は自力で生き延びよう
★おちついて、工夫で乗り切る
★助けが必要なことを周りに伝える
※災害後は大変混乱します。救護班が来た際には必要な情報を歌え、具体的にアピールし
て下さい。
あ
①発災後すぐ~数日
・まず水の確保をしましょう
・1人一日3リットルを目安にしましょう!(食べ物に含まれる水分含む)
※水分が不足すると、著しい高血糖や脱水をきたす可能性があります
②発災後数日〜
避難所から食物が入手出来るようになりますが、バランスの良い食事が摂れないことに注意が必要です。災害時には、糖質過多の食事、活動量の低下、ストレス、糖尿病治療薬の不足といった血糖が上昇する要因と食糧不足、復旧作業などによる運動量の増加といった血糖値が低下する要因が混在し、 血糖値が不安定になりやすい状態になります。
①発災後約3日までは薬剤など入手困難になります
②食事が満足に摂れない時の薬の飲み方・インスリン量を主治医と相談しておく
!注意!
★他の人の使ったインスリンを使うのは感染の危険があります
★同じ薬でないかぎり他人からもらって飲むことは危険ですあ
あ
★食事をとらなくても、血糖が上がりやすい
★避難所生活は食事や運動不足、ストレスが強い
※シックデイ、低血糖時の対応についても確認をしておいて下さい。
あ
エコノミークラス症候群
★狭い避難所や車内で動けない場合は足にできた血栓が肺に詰まる危険があります
★重篤になれば死につながります
★血糖が上がっているときには、血液が固まりやすく要注意
あ
感染症予防あ
★手洗い、うがい、マスクをしましょう
★乾燥性手指消毒剤をこまめに使用しましょう
★毎日足のケア、ケガのチェックをし、清潔に保ちましょう
【糖尿病ブログ】糖尿病と歯周病
2023.01.13
これまで行われてきた調査研究から、以下の事がわかっています。
●糖尿病の人は歯周病の罹患率が高い
●血糖コントロールが良くない人は歯周病がより重症化しやすい
●歯周病をしっかり治療するとHbA1c が改善する
歯周病の積極的な治療を受けた人は、平均して0.4%低下(薬1錠相当)
ひと言でいうと【歯を支える歯肉や骨が溶けて無くなっていく感染性炎症疾患】です。人類史上、最も感染者の多い感染症です。2001年にギネス記録に登録され、未だ破られていません。歯を失う原因の一位です。(二位むし歯)
お口の中にはおよそ400~700種類の細菌がいます。
様々な要因により【歯垢】を形成し、歯の表面や、歯周ポケットに入り込みます。
▶不十分なブラッシング・砂糖の過剰摂取etc…
中等度になるとその面積は約72平方cm、手のひらとほぼ同じサイズになります。こんな大きな炎症が起こっているにも関わらず、歯周病は放置されがちです。
▶ほぼ痛みなし、歯の動揺もわずか、見えにくい場所等、生活にあまり支障がない事が挙げられます。
炎症が起こると身体は戦おうと反応し、戦いのホルモン【炎症性サイトカイン・TNF-α】を放出します。本来は遺物排除を促し、免疫反応を活性化させます。しかしこのTNF-αは、増えすぎるとインスリンの働きを妨げると言われています。TNF-αを放出し続けることによって、血糖コントロールがうまくいかなくなるのです。
歯周病を治療し、歯周病菌を減らすことによって、糖尿病改善につながります。
まずはかかりつけ歯科医を受診を受診しましょう。今現在の自分の口腔内の状態を知ることが大事です。次に、歯科医師・歯科衛生士からセルフコントロール指導を受けましょう。歯並びの癖、歯ブラシ選び、補助用具(歯間ブラシ・フロス等)の使用方法を普段の生活に取り入れましょう。
歯周病は他の全身の病気とも関係しています。
▶狭心症・心筋梗塞を含む循環器系⁽1.5~2.8倍)
▶動脈硬化・心内膜炎
▶早産・低体重児出産
▶脳血管障害・認知症
2013年、アルツハイマー型認知症患者10人中4人の脳から歯周病菌が見つかりました。
認知症でない10人の脳から全く検出されませんでした。