天満糖尿病対策チーム

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【糖尿病ブログ】3本柱はもう古い⁉ 新たなる運動療法登場!

2022.06.15

6月に入り、雨に悩まされる時期が来ました。

なにやら、今年はラニーニャ現象の影響で雨量が多いとの予想も。

必然的に屋内で過ごす時間が長くなりそうです。てるてるわげんくんも残念そう・・・。

しかし、悩んでいてもはじまらない!

梅雨が明けて本格的な夏を迎える前に、暑さに負けない健康なカラダづくりを目指しましょう!

というわけで、今回は天満病院の理学療法士より「糖尿病予防に効果的な運動療法」のお話です

糖尿病の運動療法と言えば“3本柱”と聞いた方も多いはず。

ですが、近年新たに4本目の柱が加わったのはご存じですか?

ご紹介する前に、まずは従来の3本柱のおさらいをしてみましょう。

まず1つ目に『ストレッチ』です。

ストレッチは、運動開始前の準備運動や運動後の整理体操などに用いると、

血液の循環が促され、怪我の予防や疲労回復の促進に繋がります。

運動初心者の方は、しっかりと全身のストレッチを行うだけでも効果があります。

2つ目は『筋トレ』です。

糖尿病またその予備軍の方は、健常な方に比べ筋力が有意に低下してると言われています。

しっかりと筋トレを行い、エネルギーを消費しやすいカラダをつくるとともに、

非インスリン性の血糖降下機構を活性化させることも重要です。

最近ではダイエットや健康になるための一手段として筋トレが注目されていますね。

腕立て伏せやスクワットなど自重(自分の体重)を用いて行うものや、

ダンベルやマシーンなどの機器を使ったトレーニングがあります。

3つ目は『有酸素運動』です。ウォ―キングやジョギング、水泳などに代表され、

継続的に行われることでインスリンの感受性が増大することが最大の特徴です。

血糖降下作用はもちろん、中性脂肪を下げるのにも効果的な運動と言われています。

歩数計が無くても、10分間歩行するとおよそ1000歩になるので、参考にすると運動継続の励みになると思いますよ。

そして!4つ目の柱になるのが・・・

4つめの運動療法は『バランストレーニング』です。

これは糖尿病性神経障害の影響が大きく、主に足底や足先のシビレや感覚障害、下肢の筋力低下などが関係してると言われています。

靴下を立ったまま履けなかったり、歩行時にふらつく人などは要注意です。

片脚立ちやステップ運動のようなバランス感覚を刺激するトレーニングもしっかり行ってみましょう。

■まとめ

というわけで、最新の運動療法情報をご紹介しました。

雨でどこにも行けないときでも、家の中でできるメニューばかりですね。

有酸素運動のジョギングは難しいですが、台があれば踏み台昇降なんてのもオススメ!

3本柱改め、糖尿病の運動療法四天王をしっかり取り入れて、健康なカラダづくりに努めましょう!

注意:運動する際は、痛みがある場合や体調が悪い場合は無理をせずに行って下さい。

 

【お知らせ】

天満病院では、糖尿病教室を開催しております。

7/4(月)朝9時~/天満病院外来待合室
『糖尿病の薬の話』
8/1(月)朝9時~/天満病院外来待合室
『糖尿病の合併症について』

参加無料ですので、お気軽にご参加ください。

詳しくは天満病院までお問い合わせください。

Tel.088-632-1520

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