11月2022
【糖尿病ブログ】年末年始の食事について
2022.11.22
いよいよ今年も約2ヵ月。
毎年正月太りをしてしまっている。そんな方はいませんか?
今回は、管理栄養士より「年末年始の食事」について紹介させていただきます。
実はカロリーが多いおせち
おせち料理は保存性を高めるため、味付けが濃く、糖分・塩分・酢などを多く使っている
・「栗きんとん」「伊達巻き」「黒豆」などは砂糖を多く使っており特にカロリーが高い
・「田作り」「数の子」「かまぼこ」「エビの煮物」などは塩分が多いので、1回に全種類を食べないことが大切
ここがポイント!
年始のおせち料理は、日頃あまり口にしない料理を味わえる良い機会ですが、実はおせち料理は日持ちをさせるために、砂糖・塩・みりんなどが使われ、塩分・糖分などが多くなっています。そのため、糖尿病や高血圧の方にとって塩分や糖分を摂り過ぎてしまいがちになる料理です。美味しく、そして血糖にも気をつけて食べるためにどうすれば良いか。次を見ていきましょう。
どう食べる?おせちの具材
作るとき
・砂糖やみりんなどの代わりに低カロリーの甘味料を使う
・だしをしっかりときかせて醤油などの調味料を少なめに
食べるとき
・煮しめはカロリーの低いこんにゃくやしいたけ、高野豆腐をメインに
・紅白なますやたたきごぼう、かまぼこなどの野菜やたんぱく質を先に食べる
ここがポイント!
まずは作る時、低カロリー甘味料を使用したり、薄味でも美味しく食べられるように香辛料や香味野菜、酸味や旨味を工夫することで、糖分や塩分を減らすことができます。また、食べるときは野菜やたんぱく質を先に食べるようにすることで、食べ過ぎを予防し、また血糖の急上昇を防ぎましょう。
雑煮にぜんざい、おもちに注意
おもちのカロリーをご存じですか?
切り餅(50g前後)1個につき110~120Kcal
丸餅(35g前後)1個につき70~80Kcal
切り餅2個=ご飯1杯分(150g)=丸餅3個=240kcal
1食当たりの食べる目安は2個くらいまでにしておくとベストです。
ご自宅で作る場合は大きくなり過ぎないように注意しましょう。
ここがポイント!
お餅が餅米からできていることは知っていると思いますが、みなさんカロリーを気にしたことはありますか? 上のイラストにあるように、切り餅は2個でご飯お茶碗1杯分、丸餅は3個でご飯お茶碗1杯分のカロリーとなります。お雑煮やぜんざいなどでついついパクパク食べてしまうお餅ですが、一食あたり2個くらいにしておくとちょうど良いですね。
知って得するネタ選びのヒント
ネタの種類によってカロリーが変わるお寿司目安は6~8貫(ご飯1杯分150g)がベスト
30~40kcal程度(1貫当たり)
・甘エビ ・イカ ・タコ ・赤身マグロ ・ウニ など
50~60kcal程度(1貫当たり)
・サーモン ・タイ ・アナゴ ・中トロマグロ ・かんぱち など
70kcal~(1貫当たり)
・ツナサラダ(軍艦) ・大トロマグロ など
塩分の取り過ぎに気をつけたいので、つけ醤油は少なめに。ネタ側につけるのがおすすめ
もっと知りたい方は
当院では、栄養相談を行っていますので、お食事で気になることがあれば、お気軽にスタッフまでお声掛けください♪