これまで勤めてきた病院では、患者様との関係づくりができる前に退院されるという繰り返しでじっくりケアができませんでした。こちらでは利用者様一人一人と向き合い、その方のニーズに応じた看護やケアを行いたいと思い志望しました。施設でもなく病院でもなく「医療院」というところに惹かれたのもあります。医療院がどんなところか知らなかったので、施設と病院どちらのいいところも経験できると思い、冒険心で働いてみようと思いました。

いろいろな他職種の方と連携を図りながら、これまでの経験も活かしつつ、利用者様がより良い方向に進めるようにやっていけているので、とても働きやすく楽しいです。今までは処置に追われて夕方が来て一日が終わるという流れでしたが、ここで働くようになってからは利用者様との関わりが深くなってきています。他職種の方とも連携が図りやすく、ミーティングで皆が意見を出し合うのでより良い方向に進めています。

いかにその人らしく過ごすことができるかということに視点を置いて、利用者様に沿ったアセスメントをして看護ケアを行うようにしています。アセスメント力を自分が身につけるために、積極的に研修に参加して勉強することで幅広い知識と技術の習得をできるよう努めています。

利用者様や、利用者様のご家族との信頼関係が得られた時です。会話の中で「あ、信頼されてるな」とか「少し通じ合ったな」と感じる時があります。そういうことを感じられた時はやりがいを感じます。 あと、食事で経管から栄養を補給している利用者様がいて、ある時「お口から食べられるんじゃない？」と職員から意見が挙がり栄養士さんやリハビリ部の方と話したら、その利用者様が少しずつお口から食べられるようになってきたんです。目に見えていい方向に状態が変わったので、その時はとてもやりがいを感じました。

利用者様がより良く自立した生活に向かえるように他職種とのチームワークを図り、輪で支えていくようにしていきたいです。「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という理念のもとに、入所者さんやご家族の方が安心して生活が送れるように、あたたかい素敵な医療院に貢献できるよう努めていきます。